エビングハウスの忘却曲線から考えた最適な復習方法について

資格試験全般
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勉強をする上での暗記のコツや復習のタイミングが知りたい。

こういった悩みにお答えします。

どれだけ勉強をしてもなかなか覚えられない!という人は多いと思いますが、記憶のメカニズムについて理解するとうまくいく場合があります。

一部の天才たちは、一回見たり聞いたりしたら忘れないとかそういうことが可能らしいですが、世の中のほとんどは凡人なはず。

そこで、人間の記憶のメカニズムについて研究した【ヘルマン・エビングハウス】というドイツの心理学者をご紹介します。

エビングハウスは、学習と忘却のプロセスの研究を行った学者で、学習した情報は指数関数的に忘却していくということを示したグラフを作りました。

ヘルマン・エビングハウス – Wikipedia

ということで、今回はこの忘却曲線についてと実際の勉強にどう使っていくべきかについてお話していきます。

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エビングハウスの忘却曲線から考えた最適な復習方法について

人は勉強をすると、普通であれば以下のように忘却していくことが判明しています。

・20分後には42%忘れる
・1時間後には56%忘れる
・9時間後には64%忘れる
・1日後には67%忘れる
・2日後には72%忘れる
・6日後には75%忘れる
・31日後には79%忘れる

そしてこれを防ぐためには、適度な復習が必要不可欠です。

よく予習復習はちゃんとやりなさい!という話を先生や親が言ったりしてますが、確かに復習しないとすぐに内容を忘れてしまいます。

予習に関しても勉強をする上ではプラスになる面が多く、頭への知識定着度が変わってくると思います。

エビングハウスの忘却曲線とは何か

エビングハウスの忘却曲線とは、以下の内容となります。

忘却曲線(ぼうきゃくきょくせん)は、記憶の中でも特に中期記憶(長期記憶)の忘却を表す曲線。特に心理学者のヘルマン・エビングハウスによるものが有名である。

エビングハウスは、自ら「子音・母音・子音」から成り立つ無意味な音節(rit, pek, tas, …etc)を記憶し、その再生率を調べ、この曲線を導いた。結果は以下のようになった。

20分後には、節約率が58%であった。*1
1時間後には、節約率が44%であった。
約9時間後には、節約率は35%であった。
1日後には、節約率が34%であった。
2日後には、節約率が27%であった。
6日後には、節約率が25%であった。
1ヶ月後には、節約率が21%であった。

忘却曲線 – Wikipedia – ウィキペディア

以上のように、冒頭で説明した通り人は忘れる生き物であり、適度に復習をする必要があるということが言えます。

ただ注意すべきは、自分で意識的に記憶するように努めたかどうかということです。

ただ参考書を読んだだけとか、そういったある意味身が入っていない勉強をしてしまうと、忘れてしまう速度も早いと思います。

反対に、これを覚えるぞ!と常に意識しながら勉強をすると、知識定着度が上がり効率がいい勉強ができます。

あとは、当たり前の話かもしれませんが、3回同じことを勉強するよりは10回やったほうが覚えるでしょう。

そして、勉強は繰り返すうちにだんだんと楽になりますし、一気に単元を攻略するよりはちょっとずつ進んでいったほうが楽なはずです。

ですので、勉強してもなかなか覚えられない!という人は、一度勉強の取り組み方を見直してみるのもいいのかもしれませんね。

勉強の最適な復習方法

定期的に復習しなければ忘れていってしまうというのはわかったかと思いますが、具体的にどうするべきかというのは以下の通りです。

①勉強する
②寝る前に復習
③翌日朝に復習
④週末に復習
⑤月末に復習
⑥テスト前に復習

要は忘れる前に思い出せ、ということですね。

そして、最終的に脳の長期記憶ゾーンに知識を定着させてしまいましょう。

そうすれば以降はそうそう忘れなくなりますので、とにかくこの知識はこの人間に取って大事なんだと脳に思わせることが大事です。

ここでもう一度確認してみましょう。

・20分後には42%忘れる
・1時間後には56%忘れる
・9時間後には64%忘れる
・1日後には67%忘れる
・2日後には72%忘れる
・6日後には75%忘れる
・31日後には79%忘れる

忘れる割合が一定になるのは2日後からですので、一番意識すべきは最初の1日目です。

要は寝る前に復習しようというのが、9時間後に64%忘れるというのをカバーします。

翌日朝に復習というのが1日後に67%忘れるというのをカバーします。

週末というのは6日後、月末は31日後というのをカバーします。

これだけやっていると、脳がこの知識定着しとかなきゃやばいのかな?とか考え始めるので、定着度が初日と比べて段違いによくなるはずです。

以上のように勉強をしていけば、あまり内容を忘れることなく維持できるのではないでしょうか。

暗記のコツについて

暗記のコツは復習をうまくやることですね。

先ほどの復習の仕方は、全ての勉強に応用できる考え方なので、暗記などでも十分使えます。

例えば、英単語の暗記であれば以下のような感じでやってみましょう。

①英単語10個覚える
②寝る前に英単語10個を覚えなおす
③起きたらすぐ英単語10個を覚えなおす
④週末にもう一度英単語10個覚えなおす(この辺りで定着してくる)
⑤月末にもう一度英単語を10個覚えなおす
⑥テスト前などにもう一度英単語10個を覚えなおす

ただ最初は覚えなおすことに時間がかかるので、苦痛になるかもしれません。

ですが、覚えてくるとだんだん負荷が少なくなってきますので、例えいろんな勉強と並行してやっていたとしても十分余裕が出てくると思います。

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実際の勉強にどう役立てるか

ここからは実際の例としていくつか挙げていきたいと思います。

当ブログは資格試験対策のブログなので、その勉強にどう当てはめていくか?について考えてみます。

まあ一言でいうと先ほどの説明とあまり大差ないかもしれませんが、参考になればと思います。

電気数学の公式などを覚える場合

電気の世界では、電気公式の計算というものがいくつか出題されますが、その公式についてどのように覚えればいいか説明します。

ポイントは、公式は解いて覚えるということです。

①公式を使った問題を10個くらい解く
②寝る前に解いた問題をもう一度見直す
③起きたらすぐ同じ問題を10個解く
④週末にもう一度同じ問題を10個解く(この辺りで定着してくる)
⑤月末にもう一度同じ問題を10個解く
⑥テスト前などにもう一度同じ問題を10個を解く

上記の通りです。

公式を使った計算は、解きながら覚えたほうが効率がいいです。

実践でどう使うのかよくわからないけど、とりあえず公式だけ覚えるというやり方はあまりよくないと僕は考えています。

よって、公式を使った計算問題を複数回解き、それを復習することが公式の効率のいい覚え方となります。

電気用語などの場合

電気関係の用語は、用途を問われる問題が多く出題されるため、これらを暗記しておく必要があります。

ポイントは、用語は名称と用途を一致させて覚えておくことです。

①各電気用語の名称と用途を10個覚える
②寝る前に名称と用途を10個見直す
③起きたらすぐ名称と用途を10個覚えなおす
④週末にもう一度名称と用途を10個覚えなおす(この辺りで定着してくる)
⑤月末にもう一度名称と用途を10個覚えなおす
⑥テスト前などにもう一度名称と用途を10個覚えなおす

上記の通りです。

地道にこれを繰り返すことで、用語であれば200個くらいは1ヵ月で覚えられるのではないかと思います。

論説試験等の場合

一部の電気資格試験では、論説問題を記述しろなどという問題がありますが、その覚え方について考えてみます。

結局は暗記問題なので、答えるべき文章をすべて覚えられれば大丈夫です。

①各電気用語の名称と用途を覚えつつ、過去問を10問解く。
②寝る前に名称と用語、過去問を見直す
③起きたらすぐ名称と用途、過去問を10問解きなおす
④週末にもう一度名称と用途、過去問を10問解きなおす(この辺りで定着してくる)
⑤月末にもう一度名称と用途、過去問を10問解きなおす
⑥テスト前などにもう一度名称と用途、過去問を10問解きなおす

上記の通りです。

論説問題は、なんとかについて述べよみたいな問題ですので、ある設備の名称や用途をまず覚えてなければ文章が書けません。

そして、中身の文章を書く練習は実際の問題からでしか身に付きませんので、過去問で体感するのが手っ取り早いと思います。

以上のように説明しましたが、勉強には5種類の覚え方があると考えられ、それは以下のようなものです。

①解いて覚える
②読んで覚える
③書いて覚える
④見て覚える
⑤聞いて覚える

そして暗記に関してはインプット型の勉強ではなく、アウトプット型の勉強のほうが吸収率が違います。

ですので、極力問題を解く系のアウトプットを取り入れていくべきかと思います。

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エビングハウスの忘却曲線から考えた最適な復習方法について:まとめ

結局勉強に一番大事なのは、復習であるということがわかる内容になっていたのではないでしょうか。

一生懸命勉強しても、内容を忘れてしまっては時間の無駄になってしまいますから、復習の方法についてちゃんと理解しておかないといけませんね。

いろいろ書きましたが、覚えるべきはこれだけです。

①勉強する
②寝る前に復習
③翌日朝に復習
④週末に復習
⑤月末に復習
⑥テスト前に復習

勉強を1回しただけで全ての内容が頭に入る人間は、そうそう存在しません。

ですので、愚直に復習を積み重ねることが誰もが結果につながる勉強法なのではないかと思います。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました^^

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