【質問回答コーナー】電験の資格試験の内容に対する不満について

質問回答
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でんます
でんます

こんにちは!電気資格コンサルタントのでんますです!

今回は某悩み掲示板での質問についてお話していこうと思います。

電験3種の試験に対する不満について

試験に3種にはあまり縁の無いような火力発電とか原子力発電とか出るのに、試験に負荷試験の点検・実施や全停電の方法が出でこないのが不思議でなりません。

僕は電験3種に合格したけど、変電所の機器を見ても何が何か全くわかりません、これだから試験だけ合格しても現場で役に立たない人が多いのも納得できます。

試験に模擬変電所(特別高圧だと危険なため試験用に100Vに程度に下げるなどし)試験管の監視の下で負荷試験の点検・実施や全停電といった作業するといった必要があるはずなのにしないのはどうしてですか?

電験3種を車の運転免許に例えるなら車種やエンジンの構造ばかり勉強させ、何も運転方法を教えないまま免状発行するのと同じことを電験3種はやっています。

電験試験の実務とのギャップが納得いかないようですね。

今回の悩みについて細分化すると下記のようになります。

①電験では実務でやるはずの負荷試験、点検、停電操作について学ばないのはなぜか
②電験3種に合格しても実務上何がなんだかわからないときがある
③試験に実際の操作をさせる項目を入れないのはどうしてか
④まるで車の運転方法を教えないで免状発行させているみたいだ

上記の通りですね。

結論として、電気主任技術者とは電気設備の管理及び運用をする資格ですので、実際に作業をする必要がありません。

とはいえ、その作業を指示する立場であるため、実際のところ質問事項にあった具体的な操作方法や手順などは熟知しておく必要があります。

点検に伴った停電の操作手順を作ったり、電気室内の点検要領書を作成してみたり、関係各所への連絡および対応依頼なども行ったりすることもあります。

ですので、完全に資格外のことをやるのが、主任技術者業務というのを理解しておいたほうがいいと思います。

ということで、今回はこの電験と実践のギャップについて深堀していきます。

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電験では実務でやるはずの負荷試験、点検、停電操作について学ばないのはなぜか

電験の試験では管理者側の想定で試験が行われるため、実際の業務に関することは他の人にやらせましょう!ということで学ぶことはありません。

そして、電験はどちらかというと学者寄りの資格試験となっており、実際の業務は点検と管理業務になってきます。

電気工事士であれば、実技試験として実際に電気工事を行ったりしますが、電験は全て机上計算を行う感じです。

これは、実務でもいろいろな計算をしてから変電所を立てたり、発電所を設計したりといったことがあるからです。

ですが、一般的には建設会社が頭で大枠の設計とかをしていきます。

各機器のメーカーは、その建設会社からの依頼によりそれぞれ組み立てていきますし、電気工事会社もそれに伴って工事を進めていきます。

ですので、結局のところ主任技術者はできた後の管理業務しかしないということになります。

であるにも関わらず、資格試験ではそういった項目はほぼ聞かれることがなく、これが資格があっても現場で使い物になるかわからない所以です。

試験で実務で使用する知識はほぼ習うことができませんので、別個に習得する必要がありますね。

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電験3種に合格しても実務上何がなんだかわからないときがある

確かにその通りで、電験を合格しても全ての機器の仕組みや知識をカバーすることはできないです。

あくまでも電験は、管理をさせるために必要な予備知識を手っ取り早く学ばせるものとすれば、実践経験は別に学ばなければなりません。

よくいるのが電験を取ってからまったく勉強をしなくなる人ですが、そういった人はすぐに知識を忘れて実践に結び付かなくなってしまいます。

人は学んだことは使わないとすぐに忘れてしまいますので、ペーパー電気主任技術者になってしまうと勿体ないですね。

僕としては、せっかく取ったんだから最大限自分の力にしてもらって、現場でもしっかりと学ぶことで市場価値を高めてほしいところです。

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試験に実際の操作をさせる項目を入れないのはどうしてか

まあこれも電験は管理用の資格だからなのですが、実際の業務ができなきゃしょうがないので、操作のやり方などは別途学び直す必要がありますね。

ということで、僕が実際にやっている業務内容をご紹介します。

①ビル内全ての電気的不具合の対処方法についてマニュアル化業務
②電気設備年次法定点検時の点検手順作成と教育
③電気エネルギーの管理及び省エネに関する施策検討
④電気工事会社とのビル統括管理の体制を整備する
⑤点検結果から機器更新や修理などを検討する

ざっとですが上記の通りです。

つまり、ほとんど資格の内容は使わないといっても過言ではないのかもしれませんね。

ほんと電験の知識はちょっとした説明かなんかで使えるくらいで、あとは実践経験から培った知識の方がよくしゃべることが多いと思います。

ですので、まずは電気の基礎を身につけよう!というのであれば電験合格で達成できますが、別途実践経験を積むことが大事ですね。

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まるで車の運転方法を教えないで免状発行させているみたいだ

まさにおっしゃる通りでして、今までの内容から何度も重複してしまいますが実務と電験の内容とは別物と考えておくべきです。

電気工事士であればギリ実務に結び付くと思いますが、電験は本当に実際の業務には結びつかないと思っています。

とはいえ、電験の資格は専任制度もあるから…とは思いますが、ぶっちゃけ現場ではそれだけだとどうしようもないよね…というのが正直なところです。

会社としては、普通に仕事もできてスキルもあって資格もあるといった状態が理想と考えれば、資格のみだとちょっと足りないかな?という印象です。

ですので、本当に必要なのは電験取得後どうするべきか?何を改めて学ぶべきか?を考えましょう。

車でいえばただ運転ができるだけよりは、メンテナンスの知識があると車の寿命が伸びるとか、危険予知がうまくできれば事故が少なくなったりします。

そういった、本当に使える知識を習得していくことが、電験取得より大事だと思います。

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【質問回答コーナー】電験の資格試験の内容に対する不満について:まとめ

改めて試験内容について考えてみましたが、電験の知識が役立つのは法規の部分と電力の部分かなと思います。

電気設備の知識と電気事業法の知識などがあれば、適切な管理業務をすることができます。

なにより他の電気工事会社と対等に話せるようになりますので、業務内容によってはプラスになることもあるかと思います。

とはいえ、業界全体から言えばやはり実務経験の方が重要なのは間違いありませんから、ぜひ電験を取得した後も勉強を継続していくことをオススメします。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました^^

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