エネルギー管理士電気分野試験の合格戦略

エネルギー管理士
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こんにちは、でんますです。

今回は、エネルギー管理士試験通称『エネ管』の試験対策ということで、勉強戦略を主に説明していきます。

僕は2021年度のエネ管試験に申し込みをしましたので、実際にどういった勉強をしているのか?ということと、どういった戦略で勉強計画を立てているのか?というところをお話できればと思います。

※2021年8月8日に受験してきました!どうやら公式回答で3科目合格の可能性があるようです。

電力応用がギリギリ通ったのが嬉しすぎました…。

確実に来年取れるよう積み上げていこうと思います!

さて、エネ管は電験と同じで1つの試験に4科目入っているような若干大変な試験となっております。

内容は電験の問題に似たようなこともあり、よく電験2.5種などと言われることもありますが、僕としては電験に比べて問題で問われる内容が素直でわかりやすいのではないかと感じています。

これは、大体の問題が問題文をよく読むことで答えを導き出したりできるので、ひねくれている問題が少ないからです。

とはいえ、基礎的な部分は抑えておかないと普通に不合格になると感じているので、今回はそんなエネ管の勉強をどうやってやっていくか?というところに、焦点を当ててお話していこうと思います。

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エネルギー管理士電気分野試験の合格戦略

エネ管は、4科目を全て合格点に達することで合格となります。

科目については下記の通りです。

①エネルギー総合管理及び法規
②電気の基礎
③電気設備及び機器
④電力応用

それぞれの科目で合計点数が変わるので、合格ラインが変わってくるのに注意が必要です。

基本全ての科目で、60%以上で合格となります。

例えば、エネルギー総合管理及び法規では問題が3問ありますがそれぞれ50点、50点、100点の配点です。

全て含むと合計200点なので、120点が合格ラインとなります。

電気設備及び機器についても200点満点で、他の電気の基礎や電力応用については150点満点となりますので、90点が合格ラインとなります。

この合格ラインについては、過去問演習のときによく意識しておくと本番でクソ難しい問題があったとしても、例えば配点4点しかない問題ならすぐに捨てる判断ができるので、身につけておくといいかと思います。

では、細かい科目についての説明に移ります。

エネルギー総合管理及び法規

簡単に言うと省エネ法に関する問題が多く出題されますが、普通に電験よりな問題も出ますので計算の基礎は確実に身につけておくべきでしょう。

傾向を分析し確実に身につけておきたいのは下記の通りとなります。

・工場等におけるエネルギー使用量の換算計算
・工場等で専任すべき人数について

・事業者の区分
・国際単位系
・位置エネルギーの計算
・単位でのおおまかな計算
・エクセルギー
・発電端熱効率
・送風機所要動力
・変圧器効率
・空気比
・熱伝導率
・皮相電力
・力率
・平均電力
・軸出力
・トルク
・ステファンボルツマン定数の計算
・ボイラ効率
・発電端発生電力量
・エネルギー消費原単位
・火力発電所の燃料使用量

上記の通りです。

過去問を見てみると、12年間で1回しか出題されてない問題が2~3問くらいありますが正直捨ててしまっても影響が少ないと思います。

むしろ上記の既出問題を確実にできるようにしておくと、大体60%くらいはいけるようになります。

これにプラス法規関係の問題を暗記してしまえば、この科目については合格ラインに乗っかることができるのではないでしょうか。

電気の基礎

完全に電験3種の上位互換かと思います。

科目で言うと理論と機械が混ざった感じです。

傾向を分析し確実に身につけておきたいのは下記の通りです。

・直流回路
・交流回路
・三相交流回路
・ベクトルオペレーター
・自動制御
・微分積分
・ラプラス変換
・部分分数分解
・情報問題の暗記
・電気計測
・テブナンの定理
・2進数と16進数
・電力計の計算
・真理値

上記の通りです。

主に電気回路の計算と自動制御の問題、電気計測という3つのくくりに分かれてますが、電気回路と自動制御で得点を稼ぎつつ、電気計測でわかるところを拾っていくという戦略になるかと思います。

過去問を見ていると、わけがわからない問題が時折出てくるので、それを捨てても影響ないくらい他の問題で点を稼げるか?が重要になってくる科目かもしれません。

知識系問題がいくつか出るので、最低でも過去問分は暗記してその後計算が解ける問題を増やしていくとよさそうです。

また、問題全てが前の答えを引き継ぐ傾向が強いので、正確に回答していかないと全滅する可能性があります。

逆に、最初の方が解けると問題に導かれるように解けてしまうこともありますので、本場では試験時間が終わるまで諦めずに、色々と思考錯誤することが重要なのではと思います。

電気設備及び機器

電験3種でいうところの電力や機械、法規の計算科目が似ているかと思います。

知識問題も多いので、現場業務が詳しい人はもしかしたら勉強していなくても合格が狙える可能性があります。

分析については下記の通りとなります。

・需要率
・負荷率
・不等率
・最大需要電力
・力率
・線路の電圧降下、電力損失、線路損失
・コンデンサの容量計算
・日負荷曲線と計算
・電動機の特性
・変圧器の特性
・変圧器の並行運転
・パワエレ
・トルク
・各等価回路と計算
・電圧変動率
・ループ配電線路
・回転速度
・滑り
・電動機効率
・一次入力、二次入力
・短絡比
・短絡インピーダンス

上記の通りです。

知識問題の比率がだいぶ多いので、単純な暗記と少し計算をできるようにしておけば問題ないのではないでしょうか?ときおり難しい問題が出ているようですが、ほぼ過去問と同様の問題が出ているものと思われます。

めちゃくちゃ時間のかかる問題もたまに出ているようですが…試験本番では、時間がかかりそうな問題を見つけたらすぐに飛ばして他の問題に移るようにしたほうがいいです。

ほぼ省エネが関係ないので、電験3種に合格する実力があるのであれば問題なく突破できるはずです。

電力応用

エネルギー管理士試験最大の難関がこちらの科目になります。

2問必須、2問選択という変わった形式となっており、必須である電力応用の内容が問題の予測がつきづらく物理計算が主であるため特に難易度が高いです。

ですので、この科目は選択問題をどうするか?というのが最大のキモかと思います。

1問50点計算として、選択の2問で100点を狙いつつ80点くらい取れれば残り40点、およそ8マス分を正解させれば合格ラインに乗ります。

そして選択問題がばっちりであれば、残りの必須科目で1問あたり10~15マスくらいあるので最大30マス中8マス正解すればよく、ラッキーパンチも考慮するとこの戦略が一番無難なのかな?と考えてます。

ということを考慮し、僕は電気加熱と照明にしましたが人それぞれ得意分野が違うかと思うので、どれを勉強するか?をしっかりと考えてから勉強を始めるのが一番いいのではないでしょうか。

選び方として参考になるかわかりませんが、まず照明です。

公式が10個以内で収まることと、割と計算も楽で配点が多い(問題数が少ない)ことがあるのでオススメです。

次にいくべきは得意科目で、ぶっちゃけ電気化学や空気調和は詳しければめちゃくちゃ楽じゃないかと思います。

ただ空気調和は強い人少ない印象なので、必然的に電気加熱か電気化学の2択になりがちです。

電気加熱はたまにめんどくさい問題が出るし、電気化学もめっちゃ計算させる問題が出るときがあります。

僕は電気化学で計算させる問題出たら終わるなと思ったので、電気加熱にしておきました。

これであれば、大体熱量の公式や電力の公式でわちゃわちゃやれば初見でもなんとか解けるので、理解もできるだろうというところです。

ということで、照明と電気加熱を選択した場合の戦略については下記の通りです。

・流量計算
・慣性モーメント
・加速度
・巻き数比
・重力
・トルク
・機械的出力
・角加速度
・減速比
・送風機の特性曲線
・ポンプの特性曲線
・エレベーター関連の計算
・各加熱方式の特徴
・加熱に必要な電力
・電力原単位
・正味熱量
・熱損失
・加熱処理量
・各照明の特性
・光束、照度、輝度、光束発散度、光度
・照明の総合効率
・照明器具の台数計算

上記の通りです。

これ以外にも何かあるかもしれませんが、この科目は突然前例にないパワエレ問題とかが応用のところで出てくることもありますので、最低限上記だけは勉強しておきたいところです。

なお、エネ管最大の山場はこの電力応用が合格できるかどうかにかかっているといっても過言ではないので、じっくりと実力をつけて挑みたいところです。

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エネルギー管理士電気分野の参考書について

エネ管の参考書はほぼ一択となっておりますが、これだけで勉強しても合格できないと思います。

ですので、これから紹介する参考書とは別に過去問を購入することをオススメ致します。

エネルギー管理士試験(電気分野)徹底研究(改訂2版)

別名不動本です。

こちらの有名な参考書でまずは基礎を勉強するとよいかと思います。

次に過去問ですが、これも結構限られてくるので本屋さんなどで一読してから購入するのをオススメします。

2021年版 エネルギー管理士(電気分野)過去問題集

または、こちらになります。

2021年 エネルギー管理士電気分野模範解答集

ちなみに僕はこれを使って勉強しています。

オーム社さんの過去問は縦2列になってて使いにくく、途中から電気書院さんの方に鞍替えしてしまいました…。

ですが、オーム社の過去問解説は詳しいので別に抵抗がない人は全然選んでしまっても大丈夫かと。

どちらか実際に見てみて判断していただければと思います。

なお、受験してみた感想としてですが過去問と似たような内容が少なくなっている傾向が見えましたので、今後は本質を理解して応用していける知識が必要になってくるはずです。

むしろ、過去問が解ける状態は当たり前として、それ以外の重箱の隅をつついたような問題にどう対処していくか?勉強するのか捨てるのか?をよく考える必要があります。

僕は電気基礎の誤差の問題を捨ててたのですが、本試験に出てしまったときは後悔しかありませんでした…。

ですので、しっかり出題する可能性がある単元に関しては勉強して来年は挑みたいと思います。

そんな不動本では足りないかな?と感じている人用で、下記の参考書があります。

エネルギー管理士徹底マスター 電気の基礎

電検でいうところの完マスみたいな参考書で、4科目別々にまとめたものになります。

どうしても落とせない!過去問だけでは不安!という方はこちらの参考書で勉強してみるといいのではないでしょうか。

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エネルギー管理士電気分野試験の合格戦略:まとめ

試験勉強でよく何時間やったみたいなのがありますが、合格に必要なことの本質は時間ではなく合格に必要な知識をどれだけつけられたか?だと思っています。

単純な話、エネ管で言えばほぼ電験分野なのでわかるところだけやっても合格するなら全然OKなわけです。

ですので、基本的なやり方としてはまずは過去問を見て、解けるかどうか判断してその後勉強を始めた方がよろしいかと思います。

中にはエネルギー法規しか勉強しないで満点たたき出して合格する人とかいますから、必ず1000時間やらないといけないとかそういったことではなく、合格に必要な知識を身につけるという感覚で勉強をしてみてくださいね!

それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました!

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